日本人選手 日本代表

三笘薫のドリブルは世界で通用しない? ポイントは戦術にあった!

3月26日に、国際親善試合のU-24日本代表対U-24アルゼンチン代表の一戦が行われ、日本代表は0-1で敗北した。

スコアだけ見れば惜敗と取れるが、実際は完敗。

攻撃、守備、戦術、全てにおいてアルゼンチンの方が一枚も二枚も上回っていた。

激戦の南米予選を一位通過した優勝候補が相手だとは言え、このままではオリンピック本大会に出る意味があるのか?と疑問に思うほどの内容でした。

その中で、TV中継で嫌になるほど何度も名前が上がっていたのが「久保建英」と「三笘薫」だ。

しかし、この2人も得意のドリブルで相手を崩すシーンは殆どなく、良いところを見せることなく終わってしまった。

久保に関しては、海外で揉まれているだけあってか、外国人との戦い方をわかっている感じで、なんとか渡り合っている印象でした。

しかし、三苫に関しては全く何もできず、Jリーグでの無双状態といえるほどの活躍ぶりを期待したファンからすると非常にがっかりした内容だったのではないでしょうか。

三苫のドリブルは、結局Jリーグレベルでしか通用しないのか考察しました。

三笘薫のドリブルが世界に通用しないのは、実力がないわけじゃない

今回の試合の内容だけ見れば、三苫のドリブルは世界で通用しないと感じた方も多いと思います。

しかし、そう考えるのは時期尚早です。

所属チームでは活躍できるのに、代表では活躍できていない選手は少なくないです。

その一例を踏まえながら、今後三苫が活躍するにはどうすれば考察しました。

三苫が川崎フロンターレで活躍できるのはなぜか?

三苫所属の川崎フロンターレは、リーグで頭一つ抜けた状態で、今季も無双状態と言えるほどの強さだ。

三苫自身も、2020年Jリーグで新人最多得点タイの13ゴールをあげ、最多投票でベストイレブンに選ばれ、今季もチームの主力メンバーとして活躍している。

三苫が川崎フロンターレで活躍できる理由を、三苫本人が発言している。

「いつも自分が駆け引きするだけっていう状況を後ろのノボリ(登里享平)さんが作ってくれている。それはボランチの選手もそうです。そうやってボールを回していることが、自分が相手の裏を取れる秘訣だと思います。オフ・ザ・ボールで優位に立てれば、その後は楽にゴール前に行けると思うので、もっともっと磨いていきたいです」

引用:SOCCERKING

要するに、周りのおかげで三苫が得意なゾーンで優位な状況で勝負ができるということですね。

そして、この状況を作れるのが、前監督である風間八宏によって作られた「ポゼッションサッカー」です。

川崎フロンターレの強さとも言える「ポゼッションサッカー」は、風間八宏前監督によって構築されました。

風間監督は「ライン間でパスを受ける」「止めてから蹴るまでの動作を早くする」など、何年もかけてポゼッションサッカーを追求してきました。

風間さんが監督の間にタイトルを取ることは出来ませんでしたが、現在の川崎の強さは「風間流のポゼッションサッカー」が基盤になっているのは間違いありません。

風間監督がいなくなった後もこの戦術を引き継げているのは、当時のコーチを勤めていた鬼木達が監督に就任したからです。

このように、三苫が川崎フロンターレで活躍できるのは、長年かけて作られたチームの戦術と三苫のプレースタイルがマッチしたからだと思います。

三苫が最も得意とする形でボールを受けれるのは、川崎のポゼッションサッカーのおかげというわけです。

メッシも代表では活躍できていない

ポゼッションサッカーと聞いて思い浮かぶチームが、グラウディオラ監督時代のバルセロナだ。

プジョル、ピケ、ダニエウ・アウベス、ブスケツ、シャビ、イニエスタ、メッシなどそうそうたるメンツで、リーグ優勝3回、チャンピオンズリーグ優勝2回など14のタイトルを獲得している。

この中で最も活躍してる選手といえば、バロンドール6回、リーガ・エスパニョーラ得点王7回、UEFAチャンピオンズリーグ得点王6回など、数々のタイトルを獲得しているメッシです。

メッシの凄さは誰もが知っていますが、そんなメッシでもアルゼンチン代表では全くと言っていいほど活躍できていないのです。

その大きな原因は、当時のアルゼンチン代表に明確な戦術が存在していなかったことにあります。

バルセロナとは好対照だが、アルゼンチン代表には明確なプレースタイルがない。たいていは監督がメッシに、戦術についての考えを聞く。どんなシステムが彼に合うかを知るためだ。しかし、内気なメッシはほとんど話をしない。

引用:web Sportiva

メッシの実績を分かっていると「メッシがなんとかしてくれる」と勘違いし、「戦術はメッシ」状態になってしまうのでしょう。

このことから言えることは、どんなに優れたテクニックや実績があっても、チームの環境次第で実力が発揮できるか大きく変わってしまうということです。

これは、現在の三苫にも言えることなのではないでしょうか。

森保監督には戦術がない?

現在の日本代表の試合を見ていても、なぜかパッとしない展開が多い。

負け試合でも、徹底的に自分達のサッカーができていれば、たまにはこういう日もあるよねと納得できます。

しかし、何がやりたいのか分からないまま負ける試合が続けば話は変わってきます。

森保監督に対する堂安律のコメントにも現れています。

 なぜ、このような展開になってしまったのか? それをひもとくのが、8日に放送された『密着180日 なぜ森保一は日本代表監督なのか』(フジテレビ系)での、日本代表MF・堂安律のコメントだ。

「たぶん、森保さんは、メチャクチャ戦術あると思うし、僕は。(森保監督は)やりたいサッカーがたくさんあると思うんですが、僕たちの個性を最大限に生かしながら、少しずつ戦術を浸透させていくのが監督のやり方だと思う」

つまり、森保監督は、現時点では日本代表に細かい戦術を用意していないということだ。

引用:日刊サイゾー

やはり、現在の森保監督は、サンフレッチェ広島の時と比べると迷走しているように思えます。

長年かけて作られた川崎フロンターレの戦術にうまくマッチした三苫と、活動の少ない代表でイマイチ戦術が良くわからないチームでの三苫とでは、実力差が出るのは当然のことです。

まぁ、短い時間で我が強い選手たちをまとめ上げるのは大変でしょうが、森保監督にはなんとか頑張って欲しいですね。

 

日本代表でも川崎フロンターレの時のような活躍をする三苫に期待したいです!

 

【サッカー日本代表】韓国戦に三苫と久保が出なかったのはなぜ?

-日本人選手, 日本代表

© 2021 サッカーセオリー